1.
3月16日(金)、日本政府は、在ベトナム日本国大使館において、タムドゥオン郡人民委員会との間で草の根・人間の安全保障無償資金協力「バンザン村中学校拡充計画」の贈与契約の署名式を執り行った。
(1) 供与金額
111,325 米ドル
(2) 要請元
タムドゥオン郡人民委員会
2. 案件内容
(1)バンザン村中学校は、ライチャウ省タムドゥオン郡バンザン村に位置している。バンザン村は人口約3,000人であり、貧困世帯数の割合は35%に達している。
(2)バンザン村中学校は293名の生徒が在籍しているバンザン村の唯一の中学校である。現在は、2003年に建設された5教室を使って、2シフト制で運営されている。村の財政状況は厳しく、村民からの寄付も限られており、これまで自己予算による新校舎建築に至らなかった。
(3)このような事情に鑑み、今回、タムドゥオン郡人民委員会は、生徒児童が安全な環境の下で終日授業を受けることが出来るように、新校舎(2階建て8教室)の建設を計画しており、日本政府としては、新校舎の建設に必要な資材等の購入のための資金を供与するものである。
3. 署名式では、谷﨑泰明駐ベトナム日本国特命全権大使とグエン・ティエン・タン(Mr.Nguyen Tien
Tang)タムドゥオン郡人民委員長が贈与契約書に署名を行った。
4. 署名式において谷﨑泰明大使は、「我が国の支援するこのプロジェクトが、地域の人材育成及び社会経済の発展につながり、また日本とベトナムの友情と相互理解が益々深まることを期待します」と述べた。
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